確定申告は大変
確定申告はビジネスマンの多くは会社まかせであるために知識がないという人も多くいます。
しかし、最近では住宅ローン控除や医療費控除、遺産相続といった場面で確定申告が必要な場面が増えています。
また、人によっては募金をしていたり副業をしていたりすることで確定申告をしなければならない人もおり、年々申告をする必要がある人が多くなっているのが現状です。
申告をすることで何か新たに税金を支払わなければならないとネガティブなイメージを持つ人も多いですが、実際には還付されるお金がある場合もあります。
国の税収入を正確なものにするため、そして自分自身が支払う税金を正しい金額にするためにも確定申告は大事なものです。
その中でも難しいのが医療費控除や保険金です。
医療費は10万円を超えたら申告をする必要があると思っている人も多いですが、それ以外にも細かなことをきちんと確認しておくことが必要です。
そこで、ここでは医療費控除と保険金を受け取った際の取り扱いとを紹介していきます。
医療費控除とは
医療費控除というのは、本人や家族が医療費を支払った際に一定の所得控除を受けることができるという仕組みです。
所得控除であるために、自分の所得が少なくなり、税金が安くなるということになります。
医療費控除には対象になるものとならないものとがありますから確認が必要です。
基本的には病気をした時の治療に関するものが医療費控除の対象となり、予防や美容のためのものとなる整形手術やインプラント治療といったものは医療費控除の対象外になります。
医療費控除を受けるにあたっては確定申告が必要です。
確定申告については自己申告であり、申告対象者に税務署が声をかけるわけではないで自分で行動をしなければなりません。
申告にあたって医療費の負担を証明するための領収書、医療費の明細書、源泉徴収票、確定申告書が必要になります。
保険金の取り扱い
医療費の支出については医療費控除がありますが、生命保険から受け取った保険金や健康保険からの還付金というのは医療費から差し引かなければなりません。
申告についてはインターネットであったり本であったりというものを見ながら作業を進めれば大体の場合には理解をすることができますし、自分で作業をすることが可能です。
必要書類を手元に用意して、申告書類を見ながらこれらの資料を見れば多くの場合には自分で申告書の作成ができますし、正確な申告ができます。
しかし、中には一般的なものと異なり細かな部分での確認が必要となるケースもありますし、自分で勉強してもわからなかったというケースもあります。
そのような時には税務署に行き相談窓口に状況を伝えれば適切な申告方法を教えてもらうことができますから、不明点は相談しに行くようにしましょう。