一般住宅より狭小住宅のほうが割高になる!?

一般住宅より狭小住宅のほうが割高になる!?

家は高い買い物

家を建てるというのは決してリーズナブルではないですから、しっかりと考えて決める必要があります。
しかし、時には先入観によって勘違いをしてしまっていることが多くあるので注意が必要です。

一般的に家が狭くなるほど家を建てるのにかかる費用は抑えることができると思われがちですが、実は違うことも多いです。
お金がないから狭小住宅しか建てられないと思っている人もいますが、狭小住宅の方が割高なこともあるので注意をしましょう。
ここでは狭小住宅が高くなることがある理由を紹介していきます。

狭小住宅はどのくらい割高になるのか

家を購入するにあたって、狭小住宅を建てると土地が少ないために土地代や資材費用が少なくて住むと考えるのが普通です。
しかし、一般的な住宅に比べて狭小住宅の方が建築費用は割高になることが多くあります。

面積比で6割も高くなるということもありますからかなり費用がかかってくることになります。
建築するにあたっては狭小住宅だから安いという価値観は捨てた方が良いのです。

狭小住宅が割高になるのはなぜか

狭小住宅に住む方がマンションに住むよりもリーズナブルであると考える人も多いです。
家を探す際に、どうしても駅近であったり都心であったりと条件の良い場所に住もうとすると費用がかかるために狭小住宅を選ぶ人が多くいます。
しかし、狭小住宅は色々な場面で費用がかさみがちです。

まずは、家の土地が狭いために縦長にすることが必要となり、その際の設計費用や建築の工数が高くなるために費用がかかることが多くあります。
さらに、階数が高くなるとその分耐震構造を強くすることが必要になりますし、階段の確保も必要になるので費用がかかるようになるのです。

次に、狭小住宅を建てるにあたっては、家だけでなく建築する作業スペースも狭くなります。
そのために、足場を組むのにもかなり作業が必要になるので作業費用が上乗せされるケースも多いです。

家を建てるにあたっての資材を置くスペースも確保をすることが必要です。
しかし、狭小住宅の場合にはそのようなスペースを建築場所に確保することができないことが多いので、都度工務店から運ぶことが必要なケースも多く、その分の作業日数や人件費、運送費用がかさむことも多いのです。

最後に家を建てるのにあたって、駐車場をどうやって準備するかを考える必要があります。
最も多いのが1階部分に駐車場を確保することが必要なことが多いので、駐車場スペースを確保しなければならず、建築費用もかかりますし耐震構造についてもしっかりと考えることが必要です。

とはいえ、狭小住宅にもメリットがあります。
割高になることは多いですが、土地の取得費用が抑えることもできますし、固定資産税が抑えられたりもします。
そういった面を総合して、後悔しないように決断をするようにしましょう。